2009年7月28日火曜日

児童坐禅会

夏真っ盛りの7月27日と28日の両日にわたり、飯地小学校の四年生以下の児童が当山で坐禅を行いました。








2009年7月20日月曜日

平成21年 施食 総会

7月第3月曜日の海の日は自法寺の施食会です。

”施食会”は従来は”施餓鬼会”と呼ばれる行持でありましたが、昭和の終わりに、『行持規範』という曹洞宗の儀式の基本マニュアル改訂の際、これが誤解を受け易い呼称である等の理由により、行持名が変更され、今日に至っております。

このいわれは、釈尊の弟子の一人である阿難が、一匹の餓鬼から死を宣告され、釈尊から、それを逃れるためには、ある方法で餓鬼や修行僧に供養をするようにと指示された事にちなむ行持です。
それが後に、餓鬼を中心として広くもろもろのみたまに供養する行持となったのです。
前日までの豪雨がうそのように晴れ渡り、痛いほどの日差しが照りつける日となりました。

近隣ご寺院様方のご隨喜をいただき、午前十時から、開山忌法要、施食、特別施食が順調に行われました。
法要後は高安寺・各務素弘住職よりご法話をいただきました。
各務師は現在、布教師としての研鑚をつんでおられます。
各務師の祖父である各務祖英師は、当山二世でもあり、また当地に親類も多くあります。そのことから、ご自身ともゆかりの深いこの飯地町との”地縁”についてお話をされ、その大切さを説かれました。また、お施食の意義や、人間にとっての慈悲のありかたについてもお話をされ、特に憎しみを持つ相手に対する慈悲のありようを説かれました。
法話の後は、檀信徒総会が開かれ、当山の予算決算、事業報告等がなされました。
ちなみに当山の会計は全檀家に完全公開されております。
近年、法人の会計制度に対する批判が、特に宗教法人に対して厳しくなってきておりますが、当山ほど透明性の高い会計報告をなしている寺院は、近隣にも稀であろうと思われます。
このことは当山檀信徒の皆様にとってはごくごく当たり前のことではありますが、実はこの点も、檀信徒の皆様が当山を誇りうる点であろうと思います。