2007年11月23日金曜日

境内に観音像建立


平成19年11月23日(金)、勤労感謝の日、自法寺境内の鐘楼脇に、高さ3メートル余りの石像観音像が新たに建立されました。これは、檀家である安田武氏ご夫妻の寄進によるものであり、氏の経営される安田機工創業35周年記念、および若くしてお亡くなりになったご令嬢のご供養のため、さらには世界平和、山門繁栄、広く衆生の安穏をご発願されたことによるものです。

当日は、若干の寒さはあるものの、雲ひとつない秋晴れの中、早朝より仕上げの工事がなされ、10時30分より開眼法要が営まれました。梅花講の皆さまによる奉詠のなか、導師が入場。初めに観音像の周りをお清めするための浄道場、安田夫妻と纐纈鈨二氏による除幕、開眼、読経・参列者焼香と、観音御和讃・御詠歌の奉詠がなされ、法要は終了。引き続き纐纈龍雄氏の司会のもと、住職と総代代表安田錤一氏の挨拶、もち投げがなされ、30人ほどの参加者を迎えた式典は、無事終了しました。

観音さまは正しくは観世音菩薩といい、日本ではお地蔵さまと並んで広く皆さまに親しまれている菩薩さまです。そして、観音さまは、人びとを救うことをご自身の第一の修行と誓い、33種の姿(東洋では33は無限をも意味します)に形をかえ、ありとあらゆる、さまざまな場面で衆生を救いくださいます。私たちが悲しいときも、苦しいときも、きっと支えてくださり、現世の我々、そしてご先祖さまもともどもに、偉大なる力を与え、お救いくださることでしょう。
 
さらに、ちょうどこの日は、チベット国王であるダライラマ猊下が来日中でありました。観音菩薩の化身とされ、今も世界中の人びとに勇気と希望を与え続けておられるダライラマ猊下の来日と、この開眼法要が重なったことに、何かのご縁を感じずにはいられませんでした。